「人と企業の笑顔が見たい」株式会社エスユーエス(以下、エスユーエス)が掲げる経営理念です。経営理念にもあるように、同社は「人」を何よりも大切に扱い、高い技術力だけでなく、社会人として周囲から信頼され、長く活躍できる人材を数多く輩出し続けています。

主な事業は、IT・機械・電気/電子・化学といった幅広い技術を活用したソリューション提供です。「受託開発」「準委任」「派遣」の3形態で支援を行うほか、近年ではAIやAR/VR(XR)技術の開発にいち早く着手。これらを事業の新たな柱としています。

今後もエンジニアの採用を強化していくにあたり、どのような思いで採用活動を進めているのか。採用担当の遠藤安由美さんと、部長の八田一馬さんにお話を伺いました。

社内に浸透する「エンジニアファースト」の文化

エスユーエスでは、社員一人ひとりのポテンシャルやスキル、知識、経験に加え、それぞれが目指す「未来像」も全社で共有しています。根底にあるのは、社内に深く根付いた「エンジニアファースト」の文化です。代表メッセージにある「エンジニアが幸せになれないのなら、この会社は存在する必要がない」という強い言葉に、その姿勢が象徴されています。その背景について、遠藤さんは次のように語ります。

遠藤 安由美さん

ソリューション事業本部 関東第一ソリューション部 採用担当

「代表取締役社長の齋藤がエンジニア出身ということもあり、エンジニア一人ひとりが成長できる環境を整え、その力でお客さまの課題を解決していくことを大切にしています。その結果、当社に関わるすべての方が笑顔になることを目指しています」

八田さんは、「人は資本であり、人が成長すれば会社も成長する」と語ります。「当社は『挑戦し続けることが、未来になる Next 2 Next,』をスローガンに掲げています。これには、目標を達成しても立ち止まらず、次へと挑戦し続ける意思を込めました。今後もAIやXRなどの最先端技術に挑み、新しい価値を創造し続けられる企業でありたいと考えています」

八田一馬さん

ソリューション事業本部 関東第一ソリューション部 部長

新しい価値を創造し続けるために、具体的にどのような未来を目指しているのでしょうか。八田さんは「トータルソリューション」の重要性を説きます。

「当社は創業以来26年にわたり、技術系のアウトソーシングを主軸に事業としてきましたが、どうしても技術やノウハウが個人に依存しやすくなります。そこで約10年前から、受託事業を強化し、社内に知見を蓄積する体制を整えてきました。今後はさらにお客さまの課題を深くヒアリングし、技術を手段として最適なソリューションを提供していきたいと考えています」

現在、売上の90%を占めるのがこのソリューション事業です。技術提供や派遣はあくまで「手段」であり、最終的には顧客の課題起点で新たな事業を創出することを目指しています。そのため、技術に特化した人材だけでなく、上流工程を志向する人材の採用にも注力し、一気通貫で支援できる体制をさらに強化していくとのことです。技術にそれほど詳しくなくても、上流工程に携わりたい方の採用にも力を入れていきます

「社会人学校®」というコンセプトモデルで、優秀なエンジニアを数多く輩出

現在、2,100名を超えるエンジニアが在籍する同社の強みは、圧倒的な育成力にあります。それぞれのエンジニアが思い描くキャリアパスを実現するため、さまざまな研修や勉強会を実施していますが、研修で学ぶ内容は、技術だけに限りません。

同社は「人」と「技術」をキーワードに、「社会人学校®」というコンセプトモデルを掲げています。特に、最先端技術を追求する道に加え、BX(ビジネストランスフォーメーション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が加速する市場において、技術だけでなく、ビジネスの要求整理や要求分析ができる事業創出に携わる人材の教育にも力を入れています。エンジニアのキャリアパスの実現や、フリーランス・起業といった夢の実現に向けて、技術だけではなく、ヒューマンスキルの育成にも注力しています。社会人学校

経験者を採用するだけではなく、新卒やエンジニア未経験者を育成することも、エスユーエスの成長を支える大きな要因の一つとなっています。

「どの業界も人材不足は重大な課題です。当社では毎年、新卒を約300名採用し続けています。その中にはエンジニアリング未経験の方もいますが、社内研修を通じてしっかりと育成し、活躍できる環境を整えています。新卒入社から3、4年後には、キャリアチェンジを考える方も出てきますので、そのため定期的に対話をしたり、希望者には3か月に1回のキャリア面談を実施しています。当社には多くの選択肢があり、新たな分野を学んだり、フォローを受けることもできます」(遠藤さん)

実際にアプリ開発を経験してきたエンジニアがXRのプロジェクトへ参画したり、機械設計をしていたエンジニアがWeb開発へ参画したりするケースもあるそうです。研修制度が充実しているので、未経験分野であっても、スキルや成長意欲があれば挑戦できる環境が用意されているとのこと。

同社は、将来的に「好きな場所・時間に働くフリーランス的な働き方」が主流になると見据えています。だからこそ、最高水準の教育を提供し、技術を究める「プロエンジニア」、組織を率いる「ゼネラリスト」、あるいは起業や独立といった多様なキャリアパスを支援できる体制を整えているのです。

最先端の技術に携わり続けたい社員には「プロエンジニア」の道を、組織を束ねて管理するマネジメントの立場に就きたい社員には「ゼネラリスト」の道が用意されています。そして、フリーランスや起業を目指す社員にも、多様な形の支援があります。

経験者採用から見えてくる、エスユーエスに求められる価値

中途採用で入社するエンジニアが抱える課題に対し、遠藤さんは2つの解決策を提示します。

「1つは上流工程を経験したいと思っていても、その機会に恵まれなかったというケースです。当社には豊富な案件があるため、一人ひとりのキャリアパスに合ったプロジェクトを提案できます。もう1つはレガシーな技術にしか触れる機会がなかったため、最先端の技術を学びながら成長したいというケースです。当社にはAIやXRなどの最先端技術に関するプロジェクトも多く、学びながら経験も積んでいただけます」

実際にエスユーエスでは、AIを活用した業務効率化や新サービスの開発も進めています。AIエンジニアの採用も強化しており、高い専門性を持つ社員も在籍しています。

「まだ20代中盤の社員が、世界最大級のデータ分析プラットフォームであるKaggleのコンペティションで金メダルを獲得し、称号の『Competition Master』を取得しました」

今後は個人だけではなく、チームでもKaggleのコンペティションに参加し、社内の協力体制を強化するとともに、より高い成果を目指すそうです。

創業から26年を迎えたエスユーエスには、豊富な実績やノウハウが蓄積されています。その結果、多くの企業から継続的にオファーが寄せられています。自分のキャリアパスに合った仕事に挑戦できる環境があることは、エンジニアにとって大きな魅力の1つになります。

また、副業が可能な点も特徴です。エンジニアとして働きながら農業に取り組んでいる社員もおり、多様な価値観やライフスタイルを尊重する企業文化がうかがえます。

エンジニアを支える「エンジニアリング課」の存在

現場を支える仕組みとして、元エンジニア約15名で構成される「エンジニアリング課」の存在があります。現場で活躍してきたエンジニアの立場から寄り添ったサポートができる点が大きな強みです。

「エンジニアリング課のメンバーは、採用面接から入社後のキャリアパス面談まで一貫してサポートします。研修後にはアンケートを実施し、次に必要な研修内容を検討します。言いづらい悩みも汲み取ることができ、しっかりとサポートする存在です」(遠藤さん)

エンジニアリング課のメンバーに加えて、チーフエンジニアやリーダー・サブリーダーの方も現場のエンジニアのサポートをしており、相談しやすい風土が醸成されているといいます。

成長の理由は「採用力」と「行動力」

エスユーエスは、京都のビジネス街の中心に位置する京都本社をはじめ、東京・六本木や大阪・梅田など、各都市の中心地に全7拠点を展開しています。さらに、2026年春には福岡・博多エリアに新拠点を開設する計画です。「ABW(Activity Based Working/アクティビティ・ベースド・ワーキング)」という、仕事や業務内容によって最適な勤務場所が選べるワークスタイルを採用しています。

「さまざまな場所に拠点を展開しているのは、その地域にお客さまのニーズがあったからです。お客さまの課題解決を目的に拠点を展開すると同時に、U・Iターンを希望する社員が活躍できる環境づくりにもつながっています。お客さまのニーズとU・Iターン希望者をマッチさせるという考え方です」(八田さん)

新たなビジネス機会の創出に加え、地域の優秀な人材の採用や育成に積極的に取り組むことで、多様な価値観やライフスタイルを尊重した柔軟な働き方を推進し、全国での事業展開を加速させていく狙いです。

1999年にわずか2名からスタートしたエスユーエスが、現在の規模へと成長できた理由について、八田さんはこのように振り返ります。

「非常にシンプルで、『採用力』と『行動力』です。採用部門や営業部門が意欲を持って挑戦し続けています。売上の伸びも5%増で満足するのではなく、10%、15%増を目指そうと意欲的に挑戦し続けてきたことが会社の成長につながっています。上場企業ではありますが、実感としてはベンチャー企業に近いです」

エスユーエスでは成長の柱を増やすため、新規事業への挑戦も積極的に行っています。

「新規事業は失敗してしまうことも当然あります。失敗よりも、失敗を怖がって挑戦しないことのほうが会社にとっては大きな損失だと考えています。社員には安定だけを求めるのではなく、ぜひ積極的に挑戦してほしいです」

エスユーエスの人事がどのような思いで採用活動を進めているのか、まず特徴として挙げられるのは、エンジニアを雇用し、長期的な育成とキャリア形成を前提に事業を展開している点です。

また、新卒や未経験者を含めた人材育成に継続的に投資している点も特徴です。「社会人学校®」というコンセプトモデルのもと、技術スキルに加え、キャリア形成やヒューマンスキルの育成にも取り組んでいます。

「エンジニアが幸せになれないのなら、この会社は存在する必要がない」という代表からのメッセージにあるように、エンジニアに対する同社の思いは熱いものがあります。エンジニアを長期的に育成し、その幸せを会社の存在意義とするエスユーエス。独自の教育モデル「社会人学校®」や手厚いサポート体制は、エンジニア不足という社会課題に対する、一つの力強い答えとなっています。

paizaで未経験からITエンジニアへ。つかんだ夢とこれからの挑戦|株式会社エスユーエス

 

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