創業6期目のスタートアップ、株式会社Another worksでCTOをしております、塩原です。複業したい人と企業や自治体をマッチングする「複業クラウド」を開発・運営しています。

自身で開発をすることもありますが、最近はマネジメント業務が増え開発組織の強化にも力を入れています。

コロナ禍を経て、皆さんの会社の働き方はどのように変化しましたか? まったく変わらないという方も中にはいらっしゃるかもしれません。

当社ではリモートワークが可能となり、開発部ではハイブリッドワークを導入しました。もともとは出社がマストの文化だったので、苦労したことはかなり多くあります。

そこで本記事では、ハイブリッドワーク時代の開発組織における弊害と乗り越え方をお届けします。

コロナ禍を経て「出社回帰」をする企業が増加

コロナウイルスの拡大を背景にオンライン化が進み、多くの企業が「リモートワーク」や「ハイブリッドワーク」を導入しました。ハイブリッドワークは、従来の出社型「オフィスワーク」と、自宅やシェアオフィスなどオフィスと離れた場所で働く「テレワーク」を組み合わせた働き方のことを指します。

一方でコロナ禍を経てリモートワークや、ハイブリットワークを廃止し、「週5日出勤」に回帰する企業も少なくありません。米国ではGoogleやAmazonといった大手企業も、続々と出社を義務化し始めています。

当社の開発部では、コロナ後も継続してハイブリッドワークを導入しています。月曜日は全社MTGがあるため出社をマストにしていますが、それ以外の曜日は出社とリモートを自由に使い分けることができます。

また、フレックスタイム制もとっており、比較的働きやすい環境にあります。

コロナ後もハイブリッドワークを継続する理由

コロナ後もハイブリッドワークを導入し現在も継続している理由は、出社とリモートそれぞれの良さを享受できるからです。

業務ごとに最適な働き方を選べることが、ハイブリッドワークの一番のメリットだと考えています。

たとえばコーディングや設計といった集中力を必要とする業務は、リモートの方が集中できる人が多いのではないでしょうか。一方でブレストや他部門との連携は出社の方が捗りますよね。

ハイブリッドワークであれば、業務ごとに最適な環境を選択できるため、メンバーのストレスも軽減できると考えています。

予期せぬ課題に直面!

ここまでハイブリッドワークの良さを説明してきましたが、多くの課題にも直面してきました。

まず一つ目に、緊急対応が発生したときに現場メンバーのみで解決してしまうという課題。スピード感をもって緊急対応をするとなると、出社しているメンバーがリアルタイムでコミュニケーションをとり、解決してしまいがちです。

しかし、緊急対応に関わることを成長の機会と捉えているメンバーにとって、リモートを選択しにくくなってしまうのはストレスの元となっていました。

次に、Zoomハウリング問題が起こりました。開発部全体での打ち合わせが多くある中で、出社組とリモート組がいるとよくハウリングをしてしまっていました。出社組は近くの席でZoomに入って話すため、自分の声が他の人のマイクに入り非生産的な状態となってしまっていたのです。

話すとき以外はマイクをミュートするなどの対応をしていましたが、ミュートするのを忘れてしまったり、反対にミュートを外し忘れて話したりと小さなストレスが積み重なっていく状態でした。

重要なのは働き方よりもチーム文化

ハイブリッドワークを導入したことによる弊害が生まれましたが、乗り越えられたのは3つのチーム文化があったからだと考えます。

(1)開発部独自のMVV

会社全体のMVVとは別に、開発部が独自に設定しているMVVがあります。MVVを中心としたコミュニケーションがあったので、リモートでも出社でも変わらないチーム文化を維持することができました。

(2)改善精神

上記でご紹介したMVVがあるからこそ、改善精神が生まれます。そのためチームに課題が生まれても、それを改善しようとメンバー各々がオーナーシップをもって動きます。例えば、緊急対応発生時にリモート組が関われないという課題に対しては、即時Slackのハドル機能を利用し、全員が集結するようにルールを設けました。そうすることで、リモート組でも緊急対応に関わることができるようにしました。また、Zoomのハウリング問題は、ノイズを減らすためのTipsを共有しあうことで改善されました。

(3)ドキュメント文化

チームに対して提案を行うときなどは、必ずNotionでドキュメント化した上で提案を行うようにしています。メモ書き程度ではなく、背景や課題、仮説やどうやってやるかなどNotionを通して徹底的に言語化するように意識しています。そのため、非同期コミュニケーションを比較的スムーズに行うことができました。

いかがでしょうか。当社の開発部がハイブリッドワークを導入できたのは、このようなチーム文化が根づいていたからだと考えています。重要なのは、働き方よりもチーム文化です。これからも、チームの文化に合った働き方を柔軟に取り入れていきたいなと思います。

(文:Another works 塩原基弘)

※本記事はAnother works からpaiza「Tech Team Journal」への寄稿記事ですが、PR記事ではございません。

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