エンジニアのみなさま、運動はしていますか。
運動しなければと思いつつ、なかなかできていない方が多いのではないでしょうか。
ランニングや筋トレもやったはいいけど続かない、という話は珍しくありませんね。
わたしはもう何年もエンジニアをしており、平日は、毎日8時間以上は座りっぱなしです。
ただ、もう2年以上運動を継続できています。
その秘けつは、Uber Eats 配達パートナー(以降、配達員)です。平日の終業後や土日の時間があるとき、自転車を何十kmも漕ぎまくっています。運動もできて、エンジニアと非常に相性のよい副業だなと感じています。
本記事では、わたしがなぜ配達員を続けられたか、なぜエンジニア向きなのか、わたしの身で感じた運動のいいところをご紹介。
運動が続かないけどやらなくちゃと思っている方は、ぜひ配達員でその悩みを解決してください。
目次
ランニング、筋トレは続かなかったが、配達員は続けられた
配達員は頑張ったら頑張った分だけ、お金として分かりやすく、そして即反映されるのが一番のメリットです。
また、うまく立ち回って報酬をあげるための戦略を考えるのも、非常に面白いです。
詳しく解説する前に、配達員の仕組みを紹介します。
非常に単純で、以下の繰り返しです。
- 配達員のアプリをオンにし、待機する
- このお店の料理をこの住所に持っていってください、という依頼がくる
この時点で、報酬がいくらか分かる。 - 依頼を受諾するか判断する
- 受諾するならお店で料理を受け取り、依頼人に届ける。
受諾しないのなら1に戻る - 報酬を受け取り、1に戻る。
週に一定数の配達をこなすとボーナスが加算される、クエストという機能もあります。
配達員は、努力が数字で即反映される!
料理の届け先、つまり自転車を漕ぐ距離は、短くて数百mですが報酬も低く300円くらいです。遠いと4、 5Kmの配達もありますが、報酬も700円など多くもらえます。
配達するたびに報酬が加算されるので、数字で分かりやすく成果を見られるのがポイントです。
ランニングや筋トレは、体重や体脂肪率が減るという成果が出るのに数か月かかりますが、配達員はお金という形で即反映します。
自転車を漕ぎまくるので、体重や体脂肪も気が付いたら減っているんですよ。
運動が続かない理由に「頑張った割に効果が実感できない」「楽しくない」があるかと思います。
配達員は効果の実感が早いうえ、そこそこお金が手に入るので楽しいです。お金稼ぎが嫌いな人は少数派でしょう。
報酬アップの戦略を考えることが楽しい
配達員は意外と考えることが多く、戦略的。以下が報酬をアップするための、わたしの基本的な考えです。
- 配達数を多くする
- 長い時間稼働する
- クエストを達成する
配達数を多くするなら、単純に需要のあるエリアで稼働するのが一番です。
ただ、需要があるエリアは他の配達員も多く、自分に依頼が回ってきにくいデメリットもあります。
また、東京でいうと渋谷・新大久保・新宿駅の周辺など観光地エリアは店が多いものの、休日は人が多く自転車では非常に走りにくいです。
人が多いエリアのご飯どきは、店についても料理ができておらず、何分も待たされることも珍しくありません。
時間帯やその日のようすによって、走るエリアを変えるようにしています。
また、長時間稼働するには体力が大切です。
東京の港区は、依頼は多いですが坂も多く、体力をどんどん削られます。短時間だけ稼働するときは、需要が高いけどキツいエリアを選ぶと効率的です。
Uber Eatsは、たとえば1週間で30件配達すると3,000円のボーナスがもらえる、というクエストシステムがあります。
クエストは毎週目標とする配達数が違います。目標が多いときは報酬が少ないけど短距離の配達を繰り返し、少ないときは長距離の配達をメインにする、など毎週戦略を変えていくのが楽しいんですよね。
配達員を始めたあとの肉体面と精神面の変化
配達員で継続的に運動ができて、体力が付いたのを実感しています。明らかに肉体面と精神面は変化しました。
自転車を漕ぎまくり、半年で5kg痩せた!
継続的な運動ができて、もともと普通体系だったにもかかわらず半年で5kg痩せました。
5kg痩せると見た目も変わりますし、脂肪という余計なおもりが減るので体が軽いです。
電動ではない自転車で配達員をやっている方を見てみてください。やせ型の人が大半かと思います。ダイエットしてるつもりはありませんが、勝手に痩せるのです。
体力が付き、趣味と本業を本気でできるようになった
趣味や仕事をしていても疲れにくく、本気でできるようになりました。
わたしは、人間の原動力にゲームでいうHPとMPがあると思っています。HPが体力、MPが精神力で、どちらかが尽きると寝るしかなくなります。
そして困ったことに、精神力は寝るだけで回復しません。ストレス源を忘れて没頭できる何かが必要です。
配達員で運動すると、以下のサイクルが回ることを実感しています。
- 配達員で体力が付き、多く自転車を漕げて稼げるようになる
- 稼いだお金を趣味に投資できて、精神力が回復する
- 精神力に余裕があるので、本業を頑張れる
本業のエンジニアで精神力を削られます。副業の配達員では体力を削られますが、精神力は消費しません。
全く肉体労働ではない本業をしている方は、本当に配達員と相性がいいと思います。
あくまで本業があるため、副業で稼いだお金は気兼ねなく使えるのも、気持ちがいいですね。また、収入源を複数持つことは、経済的なリスクを減らせるので精神的な負担が非常に軽くなります。
配達員のよくある悩みや質問
最後に、配達員をやっているよと言うと頻繁に聞かれる質問や相談を紹介します。
副業禁止の会社に勤めてるから配達員ができません
配達員は業務委託なので、アルバイトのように雇用契約を結ぶわけではありません。
その場合は許可をする会社も多いので、一度上司に相談してみるのはいかがでしょうか。
わたしが勤めている会社も、雇用契約はNGで業務委託はOKです。
配達で危ない思いをしたりしない?
2年ほど配達をしていますが、危ない思いをした記憶がありません。配達のトラブルも交通事故もありません。
ただ、危険運転をする配達員もいるのは事実。急げば急ぐほど稼げるので気持ちは分かりますが、安全第一を心がけています。
体力がないからできないかも。キツくないの?
坂・雨・暑さ・寒さなどなど、肉体的にキツいです。2Lペットボトルを複数本など、肩が抜けそうなほど重い荷物を背負って走ることもあります。
ただ、やりたくなければやらなくていいので、精神的には非常に楽。肉体的なツラさは寝れば回復するので全く問題ないです。
わたしは高校と大学は軽音楽部のド文系です。それでも1日100km近く自転車を漕ぐ日もあります。
配達員は、健康になれてお金も稼げる!
副業や趣味として配達員をオススメする理由を解説しました。
仕事柄、エンジニアは座りっぱなしの方が多いと思います。
運動しなきゃと思いつつできていない人も多いはず。かつてのわたしのように、行きもしないジムの会員費を払っているかもしれませんね。
そのような方は、Uber配達員に挑戦してみてください。配達バッグはUber Eatsの公式サイトで買えるものが使いやすいですよ。
運動で体力をつけて、趣味も仕事も全力で取り組みましょう!
(文:藤井 宏治)