コロナ禍をきっかけにリモートワークが普及して久しく、世の中としては出社回帰の動きがあるものの、ITエンジニアの方々はリモートワークをされている方も多いかと思います。

わたしも2023年の1月に転職をしてから約半年、ほぼリモートワークで過ごしています。

リモートワークは個人のタスクを進めるには都合がいい反面、とくに入社したての身にとっては同僚や他部署の方とのコミュニケーションをとるのがなかなか難しい、という面もあります。同じような課題意識をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

仕事をするうえでのコミュニケーションの工夫はいくつか考えられます。ですが本記事では、リモートワークでのコミュニケーションをスムーズにするために、自分の趣味を活かしたリモート会議の背景をつくる方法をご紹介します。

エスタブリッシュショットという考え方

上記の画像は、先日めいぶるカフェ vol.2という、テスト自動化ツールのユーザーコミュニティイベントに参加をしたときのわたしの画像です。

うしろに本棚が映っており、いろいろなモノが置かれているのが見えると思います。これは、たまたまモノが映っているわけではなく、実はリモート会議の背景を意識して趣味のものを配置しています。

人は自覚している以上に「パッと見えたようす」からたくさんの情報を得ています。

映像制作のことばで「エスタブリッシュショット(エスタブリッシングショット)」というものがあります。映画やドラマのとくに冒頭のシーンにおいて、引きの映像を中心に数カットが映るのを見たことがあるでしょうか。これには「状況を説明する」役割があり、時代・場所・キャラクターや人間の位置など、物語のベースになるさまざまな状況を言葉でなく映像で端的に伝えることができます。これがエスタブリッシュショットです。

上記のわたしの例では、リモート会議の背景でこのエスタブリッシュショットに近いこと、つまり会議の相手に対して瞬時に多くの情報を伝えることを意識しています。

上記の画像からは、たとえば以下が伝わるでしょう。

  • オフィスではなく自宅の、書斎のような場所にいる
  • 本を読む習慣があるか、本が好きな人だ
  • ゲーム機が飾ってあるので、ゲームが好きそうだ
  • ポケモンが好きそうだ
  • 子どもがいそう

実際、このイベントに参加した際も(録画開始前なので動画には含まれていませんが)うしろにある携帯ゲーム機に対して他の参加者から話がでたりしました。ちょうどいいアイスブレイクとして機能してくれた例ですね。

リモート会議の背景に何もない状態から「実は本が好きでして」とか「ゲームが好きでして」といった話を振ってもいいのですが、相手が興味を持ってくれるかどうかはわかりません。そこで、相手が「おっ」と思ってコメントしてくれるような見せ方をしていると、話のタネになります。

デスクやその他の家具の配置を考慮しよう

リモート会議の背景に趣味のものを持ってくるには、人によっては部屋の模様替えから必要になるかもしれません。

各種家具の配置を考える際の検討事項として、

  • 照明と窓の位置
  • カメラの位置とモノの高さ

この2つは外せません。

せっかくアイスブレイク用のモノを飾っても、顔が真っ暗になるような配置では本末転倒です。Webカメラの調整である程度は改善できますが、基本的には顔に光があたるように、逆光になりすぎない配置を心がけましょう。

参考までに、わたしの部屋の配置も載せておきます。

窓から入った光がある程度顔を明るくしてくれるような配置にしました。壁が近いので思ったほど明るくはならなかったのですが、Webカメラの調整でカバーできています。

また、カメラ位置とモノの高さについて。こちらは、趣味のものを置く高さを調整して、カメラに映る場所にしましょうという話です。位置が高すぎたり低すぎたりすると映りませんし、高さがちょうど良くともカメラの正面だと自分で隠れてしまいます。これは実際にカメラを映してみながら調整するのがよいでしょう。

まとめ:リモート会議の背景に趣味のモノを用意して話のタネにすると楽しい

今回は、リモート会議の背景に映るように趣味のモノを飾るなどして、リモートのコミュニケーションをスムーズにしよう、というお話をしました。

パッと見える背景からも人はたくさんの情報を無意識に得ますし、それが自身のキャラクターづけにも繋がります。対面でのコミュニケーションに比べて双方の人となりについての情報量が減りがちなリモートワークでは、今回ご紹介したような方法で適切に補ってあげる必要があると考えています。

とそれらしい言い方をしましたが、自分の趣味のものを飾ったり、もしかしたら話がある人がいるかも、と考えることは純粋に楽しいです。ぜひ皆さんもちょっとした趣味のモノをアイスブレイクのタネとして仕込んでみてください。

(文:伊藤由貴)

― presented by paiza

Share

Tech Team Journalをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む