I’m not a prophet or a stone aged man, just a mortal with potential of a superman.
私は預言者でもないし石器時代の人間でもない。スーパーマンの可能性を秘めたただの人間だ(Quicksand / David Bowie)
先日、映画「デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム」を見てからというものの、毎日ボウイの曲に浸かっている影響されやすい染谷です。いやー、すごい映像だったのでぜひとも見に行ってください。できればIMAXで。
というわけで、今回の記事のテーマはスーパーマンのなり方です。いや違った、スーパーマンになる可能性を上げるために、自分の成長を促進させるための大切な考え方や行動基準を解説します。
目次
成長を促すために知っておきたい3つの領域

有名な図なので見たことがある人もいるかもしれませんが、改めて説明します。
3つの同心円の一番内側の円が「コンフォートゾーン」、中間の円が「ラーニングゾーン(ストレッチゾーン)」、一番外側の円が「パニックゾーン」と呼ばれています。
「コンフォートゾーン=簡単にできる(作業)」「ラーニングゾーン=難しい(課題)」「パニックゾーン=できない(問題)」となります。作業を繰り返しても能力は向上しません。背伸びしないと解けないような課題に取り組むことで、自分の能力を向上させられます。できないことはいくら考えてもできません。
効率的に能力を伸ばしていくためには、いかに「難しい」の範囲を増やして解決していけるかにかかっています。解けない問題を理解できるパーツにまで分解し、課題化することで「できない」から「難しい」の位置に動かすことも可能です。
僕はよく「カテゴリを跨げ」という話をします。
自分のコンフォートゾーン(安心領域)に居続けると思考が固定化して、新たな気付きを得るチャンスを失ってしまうからです。別にいきなり大ジャンプしろなんて言いません。半歩でいいので、自分の輪の外に足を踏み出す気持ちと行動が大切です。
現状維持は衰退の始まり

なぜコンフォートゾーンに居続けてはいけないのでしょうか。
理由は簡単で、人間(動物)は時代に合わせて進化しているからです。時代に適合しないと生きていけないからです。
たとえば、プロ野球選手やサッカー選手などのスポーツ選手。間違いなく過去より現在のほうがスペックが高いです。飛距離やスピード、テクニック、選手生命の長さなど、間違いなくレベルが上がっています。
トレーニング理論やマシンの性能、栄養学など、さまざまな要素がバージョンアップしてるからですね。
ブログやSNSなどの情報発信に関わる業界も一緒です。僕の時代(過去)よりも、今の世代(現在)の人たちのほうが結果が出るスピードが圧倒的に早くなっています。それはテクノロジーの進化、ノウハウ・ナレッジの充実化にもよります。そして若い人たちはデジタルネイティブ世代だということも挙げられます。
僕がPCをいじり始めたのは中学生時代のPC-8801が最初でしたが、用途はほとんどゲームばっかりでした。そうそう、エメラルドドラゴンは神ゲームでしたね。
業務に使い始めたのは社会人になってからです。22歳のときにMacbook G3を買って、ハードディスク容量が4GBで、「こんな容量、一生使い切らないよ~」と言っていたのを思い出します。20年経ったいま、4GBなんてメモリでも足りないぐらいです。
当時のスペックではPhotoshopでちょっと画像いじるだけで、処理時間が数十分かかってました。今なんて数秒です。そもそもPhotoshopなんて必要なくて、CanvaやSPアプリで画像加工は瞬時にできてしまいます。
新しい世代の人たちはそのテクノロジーを使いこなしています。その時点で、僕ら世代よりバージョンが上だという認識をする必要があります。先輩のプライドなんてまったく役に立たないんですよ。
いつまで居心地のよい場所で裸の王様を演じますか?
自分のコミュニティから一歩外に出て新参者になる
隣接するコミュニティに足を運ぶことで、新たな知識や経験を得ることができます。これが半歩、ラーニングゾーンに踏み出すという行動です。
「みんなが知っている」状態から「誰も自分のことを知らない」という状態に変化させるのはストレスになることでしょう。自尊心が傷つく人もいるかも知れません。それでも別の世界に進まないと時代遅れの人になっちゃいます。
一歩踏み出して、新しいコミュニティで自分のノウハウを提供したら、重宝がられたことはありませんか?
僕の場合は「情報発信」がメインのスキルですが、息を吐くようにTwitterで呟ける人なんて世の中では一握りなんですよ。自分のノウハウを提供し続ければ、隣のコミュニティでも中心的役割になれます。
そのコミュニティで学んだことを自分のコミュニティに生かすことで、新しい風を吹き込むことができます。
2つのコミュニティを行ったり来たりするのも良し、3つ目のコミュニティに新たな知見を求めに行くのも良し。とにかく滞留しないことを意識することで、衰退を避けられます。
年長者は老害ではない

「学びを得に行くと、教えてやろうおじさん的な面倒くさい人が居るんでしょ?」と思っている人もいます。
確かに面倒な人がゼロかというとゼロじゃないんですが、決して面倒な人ばかりではありません。知識量も経験量も多く、現役でバリバリ活躍している人は概ね謙虚で親切です。誰かに教えることで自分が再勉強でき、そして若い意見を素直に聞くことが自分の能力向上に繋がることを知っているからだと思います。
どちらかというと、学びを止めてしまって、過去の遺産で生きている人のほうが横柄だったりします。「学ぶ事を止めてしまった=聞く耳を持たない」わけで、自分の中の正解を押し付けてくる感じです。
かなり前に「鏡の法則」という考え方が流行りました。自分の前に現れる人物は写し鏡だという教えです。もしかして周りに老害が溢れてるの、あなた自身の問題かもしれませんよ。
自由度と移動力
僕は自由度というものは認識の幅に依存すると考えています。人間は知っている範囲からしか選択できない生き物で、その選択の幅が広ければ広いほど自由だということです。
認識の幅はどうしたら広がるかというと、それは移動量に比例します。日本一周する、世界一周するといった物理的な移動はもちろん、書籍を読んだり、講座に出たりして知識を身に付けることも立派な移動力です。
自分が経験している、あるいは他者の経験(歴史)を学んでいるから、視野が広がり、選択肢の幅が広がります。進む方向を選ぶことができるようになれば、自分の意志で生きている時間が増えていきます。結果として人生の自由度が上がるわけです。
僕はよく「知っているけどやらないことと、知らないからできないことはまったく違う」という話をします。知識を保有したうえで、やるかやらないかを「自分の意志できちんと選択している」ことが重要なのです。
自分で選んでいる生き方と、誰かの判断に流されている、あるいはそもそも選択肢があることすら気付かない生き方では1年後のポジションは大きく変わってくるでしょう。
新しいことを始めるのに勇気なんて必要ありません。必要なのは知識と、ちょっとだけの行動力です。一度動き出せば自転車のように、転げ落ちる雪玉のように加速度が増していきます。
ぜひ一歩、前へ踏み出してみてください。
今日、どんな新しいことをしましたか?

人間は習慣の生き物です。生活の99%は習慣で行動しています。
朝起きる、懸垂する、ご飯を食べる、顔を洗う、SNSチェックする、ベンチプレスで大胸筋に負荷をかける、電車に乗る、SPでゲームする、メールチェックする、つまらないミーティングに出る、ランチを食べる、スクワットで大腿四頭筋に負荷をかける、コーヒーを飲む、眠さをこらえて企画書をつくる、理解度の低い上司に説明する、適当に残業する、同僚と飲みに行く、デッドリフトで脊柱起立筋に負荷をかける、FF14をやる、寝落ちする。
といった感じです。多少の違いはあると思いますが、ほぼ毎日ルーチンになっていませんか?
新しいことは意識しないと行動に移せませんし、普段と違うことをおこなうのはエネルギーを使います。でも、たった1%の時間でよいので、今までとは違ったことにチャレンジしてみませんか?
違うことというと構えてしまうかもしれませんが、ビジネス書しか読んでいない人が小説にチャレンジすることも「昨日までと違うこと」です。
僕は映画をみることが得意ではありませんが、2023年は積極的に新旧問わず映画をみるようにしています。 今年はすでに「RRR」(←遅い)、「THE FIRST SLAM DUNK」「デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム」を見ています。通常時の3年分を3ヶ月で到達する大ジャンプです。
ちなみに「One New Thing A Day」という言葉があります。直訳すると「一日一つ新しいこと」です。海外でも同じような言葉があるんですね。
最後に改めて聞きます。今日、どんな新しいことをしましたか?
(文・染谷 昌利)
